労災 遺族 年金。 遺族年金はいつまで貰える?労災や厚生年金などケース別に考えるべき老後プランとは

【労災保険】遺族補償年金の転給について

労災 遺族 年金

仕事中や仕事が原因で怪我をしたり病気になってしまった場合、その災害が「労働災害」かどうかによっては、労災保険の補償を受けることが可能になります。 その補償のなかに、労災年金と呼ばれるものがあり、その状況に応じて要件を満たすことで年金が給付されるという制度があります。 どのような業種・職種であっても無関係ではない労災。 この機会に、労災保険の補償についての知識を確認してみることが重要です。 今回は、労災保険の補償のなかでも、「労災年金」に焦点を絞り、その種類や支給の概要、そして他の年金との関連についてまとめてご紹介します。 傷病年金 まず労災年金のひとつにあるのが、「傷病年金」です。 障害年金 「障害年金」とは、労災と認定された病気や怪我の症状が、それ以上の改善が見られないと症状が固定したときに、その際に一定の障害が残り、厚生労働省が定める等級1〜7級に該当する障害である場合に支給されます。 軽度の障害の場合は、年金ではなく一時金が給付され、障害厚生年金よりも対象等級が広く手厚い制度です。 遺族年金 「遺族年金」とは、労災における遺族に給付されるものです。 厚生年金や国民年金にも同じような制度が存在しますが、異なる点は遺族の範囲にあり、遺族労災年金では、「配偶者・子・父母・孫・祖父母・兄弟姉妹」と定められており、「兄弟姉妹」が含めれている点です。 また、厚生年金や国民年金では、遺族の範囲における第一順位者のみが給付対象である一方で、遺族労災年金では第一順位者がその権利を失った場合、次順位者がいればその権利が移行する仕組みが導入されています。 ここでは、労災年金の支給額について確認しておきましょう。 年収や等級によって異なる 労災年金の支給額は、それぞれの等級とその労災を受けた人の年収によって変動します。 「年金給付基礎日額」とは、原則として算定基礎年額を365で除したものです。 平均賃金として厚生労働省が定めている額面に、年齢階層に応じた最低限度額・最高限度額を考慮したものを指します。 この原則金額から厚生年金保険等の調整が入り、最終的な支給額が算定されるということです。 ここでは、労災年金の支給日数について確認しておきましょう。 一番症状が重い1級は、313日分、2級は277日分、3級は245日分と定められています。 休業補償給付を受けていた場合は、傷病年金給付が認定された段階で、その給付は支給されなくなります。 障害年金の場合 障害年金の場合は、等級が1〜7級の7段階が設定されており、それぞれで支給日数は異なります。 等級ごとの日数は以下の通りです。 1級 313日 2級 277日 3級 245日 4級 213日 5級 184日 6級 156日 7級 131日 遺族年金の場合 遺族年金の場合は、等級ではなく遺族の人数やその属性によって日数が異なります。 遺族が55歳以上の妻の場合は、その人数が1人でもその他の1人ケースとは支給日数が異なります。 55歳以上の妻:175日分 1人:153日分 2人:201日分 3人:223日分 4人以上:245日分 以上のように定められています。 障害年金と遺族年金に関しては、前払いを受けることも可能です。 その場合は、支給決定通知を受けた翌日から1年以内に請求する必要があります。 詳細については、労働基準監督署に相談することをおすすめします。 ここでは、労災年金と厚生年金双方の給付を受けることが可能なのか、その詳細について確認しておきましょう。 労災年金は調整される 労災年金と厚生年金や国民年金は、同時に給付を受けることが可能です。 しかし、その支給額は、両制度からの年金給付を受けても、受け取る年金額の合計が、被災前に支給されていた給与合計額を超えないように調整されます。 調整が入るのは労災年金の給付額であり、厚生年金等からの給付額は全額受け取ることができます。 調整方法 調整方法としては、厚生年金の種類と労災保険で給付を受ける労災年金との組み合わせによって、その調整率が変動します。 例えば、障害厚生年金の給付を受けている人が労災保険で障害補償年金を受給する場合、障害厚生年金は全額給付を受けることができますが、障害補償年金は0. 83の調整率を乗じた額面になります。 一方で、障害厚生年金の給付を受けている人が「遺族」補償年金受給する場合は調整は行われず、双方全額給付を受けることが可能です。 基本としての考え方は、厚生年金・労災保険双方から障害もしくは遺族年金の一方を受給する場合に調整があるということです。 仕事中に怪我や病気が発生した場合、まずは労災認定を受けることから始め、安心して療養ができる環境に身をおき、復職を目指すのが一番ですが、その傷病の度合いによっては長い療養が必要になったり、場合によっては障害が残ることもあります。 その場合は、被災した本人はもちろん、その家族も保護されるようにあらゆる制度が用意されています。 社会で労働の義務を果たしている以上、どのような制度によって守られているのかを十分に理解することが重要になります。 また最悪のケースであっても、その遺族が守られる制度が整備されているので、沈痛な状態だからこそ、労働基準監督署や労働局にまず相談するということだけでも心に留めておきましょう。 「労働に関することは労働基準監督署に確認」というポイントだけでも、常に意識しておくことで、所属する勤務先から十分な情報が得られなかったとしても、自分自身と家族を守ることができるのです。 登録しておきたい完全無料な転職サービス.

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遺族年金はいつまでもらえる?金額は?遺族が知っておくべき知識

労災 遺族 年金

国民年金保険や厚生年金保険とは異なる労災保険の遺族年金 労災保険の遺族補償年金には、厚生年金や国民年金の遺族年金とは異なる大きな特徴があります。 それは、転給があることです。 厚生年金や国民年金による遺族年金は、最先順位の受給権者が死亡したり、婚姻したり、20歳に達したりして受給資格を失うと、遺族年金はそこで打ち切られます。 しかし、労災保険の場合には、最先順位の受給権者がその受給権を失っても、次順位の受給権者がいれば、その受給権者に対して遺族年金が支払われます。 そして、その受給権者も受給権を失った場合、その次の順位の受給権者がいれば、その者に遺族年金が支払われます。 こうして、遺族補償年金の対象となる被災労働者の死亡当時、遺族補償年金を受けることができる遺族(受給資格者)全員が、リレーにおけるバトンタッチのように、先順位の者から次々に受給権者となり、最後の受給権者が失権するまで、遺族年金を受けることができます。 遺族補償年金の受給資格者について 転給を考える際には、まず、遺族補償年金の受給資格者という概念を把握しておく必要があります。 遺族補償年金の受給資格者とは、被災労働者の死亡当時、その被災労働者によって生計を維持されていた、配偶者、子、父母、孫、祖父母、兄弟姉妹です。 生計を維持されていたとは、対象となる者が、被災労働者の死亡当時、被災労働者の収入によって消費生活の全部又は一部を営んでおり、死亡した労働者の収入が無ければ、通常の生活水準を維持することが困難な者が該当します。 また、被災労働者の妻は無条件で受給資格者になりますが、それ以外の者については、年齢要件や障害要件が課されています。 まず、夫、父母、祖父母については、被災労働者の死亡当時55歳以上又は一定の障害者でなくては受給資格者とはなれません。 また、子や孫については、18歳年度到達前であるか一定の障害者でなくては、受給資格者とはなれません。 兄弟姉妹については、被災労働者の死亡当時18歳年度到達前若しくは55歳以上又は一定の障害者でなくてはなりません。 受給資格者の順位について さて、遺族補償年金は、受給資格者の中で最先順位の者が受給権者となります。 なお、受給権者となるには、被災労働者の死亡当時、被災労働者の収入でその生活を維持していた必要があります。 ですから、年齢要件や障害要件を満たしていても、その者が被災労働者によって生計を維持されていなければ、遺族年金の受給権者とはなりません。 受給権の失権事由について さて、受給権者は次のいずれかに該当した場合には、受給権を失います。 転給の仕組みについて さて、受給資格者のうちの最先順位の者が遺族補償年金を受けとります。 その受給権者が上記の失権事由に該当すれば、受給権を失います。 しかし、遺族年金はここでは打ち切られません。 今度は、次順位の受給資格者が受給権者となり、遺族年金を受給します。 さらに、この受給権者が失権事由に該当し、受給権者でなくなったとします。 すると、この者の次の受給資格者が受給権者となります。 これを繰り返して、最終的に受給資格者の全員が遺族年金を受け取るまで、遺族年金の給付は続きます。 これは、厚生年金や国民年金の遺族給付に比べて、相当に手厚い補償といえましょう。 これが転給の仕組みです。 ですから、4世代同居の家庭で、労災事故により一家の大黒柱がなくなった場合には、孫や祖父母までが労災保険の遺族年金を転給により受けることができます。 一家の大黒柱がなくなることは大変不幸なことです。 しかし、その死亡が労災事故による場合には、その遺族は手厚い保護を受けることができます。 【あわせて読みたい記事】.

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労災 遺族 年金

遺族年金とは? 遺族年金とは、国民年金や厚生年金保険の被保険者等が死亡して一定の要件を満たす場合に、その人によって生計を維持されていた一定の要件を満たす遺族が受けることができる年金のことです。 死亡した人の年金の加入状況などによって、「遺族基礎年金」「遺族厚生年金」のいずれか、または両方が給付されます。 遺族年金の受給資格 遺族年金の受給資格は、 遺 族基礎年金と遺族厚生年金とで異なるため、以下、それぞれ説明します。 遺族基礎年金の受給資格 遺族基礎年金の受給資格について、死亡した人に関する要件と、遺族に関する要件と、それぞれ説明します。 死亡した人に関する要件 遺族基礎年金を遺族が受け取るためには、死亡した人について、次のいずれかの要件に当てはまる場合でなければ、遺族が遺族基礎年金を受け取ることはできません。 国民年金の被保険者である間に死亡したとき• 国民年金の被保険者であった 60歳以上 65歳未満の人で、日本国内に住所を有していた人が死亡したとき• 老齢基礎年金の受給権者であった人(保険料納付済期間、保険料免除期間および合算対象期間を合算した期間が 25年以上ある人に限られます。 )が死亡したとき• 保険料納付済期間、保険料免除期間および合算対象期間を合算した期間が 25年以上ある人が死亡したとき 上記の 1または 2の場合は、死亡日が含まれている月の前々月までの被保険者期間に、国民年金の保険料納付済期間および免除期間、厚生年金保険の被保険者期間、共済組合の組合員期間の合計が 3分の 2以上あることが必要です。 なお、死亡日が 2026年 3月末日までのときは、死亡した人が 65歳未満であれば、死亡日が含まれる月の前々月までの直近 1年間に保険料の未納がなければよいことになっています。 遺族に関する要件 遺族基礎年金は、「死亡した人によって生計を維持された人」でなければ受け取ることができません。 「死亡した人によって生計を維持された人」とは、死亡当時、死亡した人と生計を同一にしていた人で、原則として、年収 850万円未満の人が該当します。 そのうえで、遺族基礎年金を受け取ることができる遺族に該当するかどうかは、簡易的に、下のフローチャートに沿って確かめることができます。 (出典:日本年金機構「遺族年金ガイド 平成 30年度版」) このフローチャートで「該当しません」になった場合は、遺族基礎年金を受給資格はありません。 しかし、「該当します」になってからといって、確実に受給資格があるとはいえません。 受給資格があるかどうかは、詳細な要件を満たさなければなりません。 以下、その要件について説明します。 遺族基礎年金は、死亡した方によって生計を維持されていた「子のある配偶者」または「子」が受け取ることができる可能性があります。 「子」が受け取る場合は、次の 1と 2のいずれかを満たし、かつ、 3も同時に満たしていなければなりません。 20歳未満で障害等級 1級または 2級の障害の状態にあること• 婚姻していないこと 「子のある配偶者」が受け取る場合も、「子」について上の要件を満たしていなければなりません。 遺族厚生年金の受給資格 遺族厚生年金の受給資格について、死亡した人に関する要件と、遺族に関する要件と、それぞれ説明します。 死亡した人に関する要件 まず、 厚生年金保険の被保険者または被保険者であった人が、次のいずれかの要件を満たしていなければなりません。 厚生年金保険の被保険者である間に死亡したとき• 1級・ 2級の障害厚生(共済)年金を受け取っている人が死亡したとき• 老齢厚生年金の受給権者であった人(保険料納付済期間、保険料免除期間および合算対象期間を合算した期間が 25年以上ある人に限られます。 )が死亡したとき• 保険料納付済期間、保険料免除期間および合算対象期間を合算した期間が 25年以上ある人が死亡したとき 共済組合等に加入したことのある人の年金は、上記の 4の場合は、日本年金機構と共済組合等のそれぞれから遺族厚生年金が支払われます。 上記の 1~ 3の場合は、日本年金機構または共済組合等のいずれか一か所からまとめて支払われます。 上記の 1、 2の場合は、死亡日が含まれる月の前々月までの被保険者期間に、国民年金の保険料納付済期間および免除期間、厚生年金保険の非保険者期間、共済組合の組合員期間の合計が 3分の 2以上であることが必要です。 なお、死亡日が 2026年 3月末日までのときは、死亡した人が 65歳未満であれば、死亡日が含まれる月の前々月までの直近 1年間に保険料の未納がなければよいことになっています。 遺族に関する要件 遺族厚生年金も「死亡した人によって生計を維持された人」でなければ受け取ることができない点は同じですが、その定義は遺族基礎年金よりも少し緩やかです。 「死亡した人によって生計を維持された人」とは、死亡当時、死亡した人と生計を同一にしていた人で、原則として、年収 850万円未満の人が該当する点については同じですが、死亡当時に年収 850万円以上であっても、概ね 5年以内に年収が 850万円未満となると認められる事由(退職・廃業など)がある人は、遺族厚生年金を受け取ることができます。 そのうえで、遺族基礎年金を受け取ることができる遺族に該当するかどうかは、簡易的に、下のフローチャートに沿って確かめることができます。 (出典:日本年金機構「遺族年金ガイド 平成 30年度版」) このフローチャートで「該当しません」になった場合は、遺族厚生年金を受給資格はありません。 しかし、「該当します」になってからといって、確実に受給資格があるとはいえません。 受給資格があるかどうかは、詳細な要件を満たさなければなりません。 以下、その要件について説明します。 遺族厚生年金を受け取ることができる遺族は、死亡当時、死亡した方によって生計を維持されていた以下の人が対象で、最も優先順位の高い人が受け取ることができます。 (出典:日本年金機構「遺族年金ガイド 平成 30年度版」) 夫、父母、祖父母が遺族厚生年金を受給するためには、死亡当時 55歳以上でなければなりません。 なお、受給開始は 60歳です。 ただし、夫は遺族基礎年金を受給中の場合に限って、 60歳以前でも遺族厚生年金を併せて受け取ることができます。 子と孫が遺族厚生年金を受け取るためには、次の 1と 2のいずれかを満たし、かつ、 3も同時に満たしていなければなりません。 20歳未満で障害等級 1級または 2級の障害の状態にあること• 婚姻していないこと 「子のある妻」「子のある 55歳以上の夫」「子のない妻」「子のない 55歳以上の夫」の「子」についても、上の要件を満たしている「子」を指します(つまり、婚姻している子のある妻は「子のない妻」になります)。 また、 30歳未満の子のない妻は 5年間の有期給付となります。 遺族年金の金額の計算方法 遺族年金の金額の計算方法は、遺族基礎年金と遺族厚生年金とで異なるため、それぞれに分けて説明します。 遺族基礎年金の金額の計算方法 遺族基礎年金の金額の計算方法について説明します。 子のある配偶者が受け取る場合 子のある配偶者が受け取る遺族基礎年金の金額(年額)は、「 779,300円+子の加算額」で計算することができます。 子の加算額は、 1人目と 2人目が 1人につき 224,300円、 3人目以降が 1人につき 74,800円です。 子が受け取る場合 子が受け取る遺族基礎年金の金額(年額)は、「 779,300円+ 2人目以降の子の加算額」で計算することができます。 加算額は、配偶者が受け取る場合と同じです。 この金額を子の数で割った額が、 1人あたりの支給額となります。 遺族厚生年金の金額 報酬比例部分の年金額は、 1の式によって算出した額となります。 なお、 1の式によって算出した額が 2の式によって算出した額を下回る場合には、 2の式によって算出した額が報酬比例部分の年金額になります。 1 報酬比例部分の年金額(本来水準) 2 報酬比例部分の年金額(従前額保障) 従前額保障とは、平成 6年の水準で標準報酬を再評価し、年金額を計算したものです。 平均標準報酬月額とは、平成 15年 3月までの被保険者期間の計算の基礎となる各月の標準報酬月額の総額を、平成 15年 3月までの被保険者期間の月数で除して得た額です。 平均標準報酬額とは、平成 15年 4月以後の被保険者期間の計算の基礎となる各月の標準報酬月額と標準賞与額の総額を、平成 15年 4月以後の被保険者期間の月数で除して得た額(賞与を含めた平均月収)です。 これらの計算にあたり、過去の標準報酬月額と標準賞与額には、最近の賃金水準や物価水準で再評価するために「再評価率」を乗じます。 125及び 1000分の 5. 481については、死亡した方の生年月日に応じて経過措置があります。 遺族厚生年金の金額の計算方法は複雑なので、不明な点は、日本年金機構の「ねんきんダイヤル」( )で確認するとよいでしょう。 ねんきんダイヤルは、金額の計算方法だけでなく、年金に関する様々なことを相談することができます。 まとめ 以上、遺族年金について説明しました。 不明な点は、上述の「ねんきんダイヤル」に問い合わせるとよいでしょう。 また、家族が亡くなった際には、遺族年金だけでなく、相続に関する様々な手続きが必要となります。 相続に関する相談は、以下のリンク先ページに掲載されている専門家にお問い合わせいただくのも一案です。

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