アセトン 血性 嘔吐 症。 成長とともに改善―周期性嘔吐症ストレスも引き金に|医療ニュース トピックス|時事メディカル

アセトン血性嘔吐症(周期性嘔吐症/自家中毒症)(あせとんけつせいおうとしょうしゅうきせいおうとしょうじかちゅうどくしょう)とは

アセトン 血性 嘔吐 症

なぜこのような状況になるのでしょう。 人間の体の動力として、糖は大変大切な役割を果たしています。 糖は、体の中では肝臓や筋肉の中に貯蔵されています。 肝臓の中の糖の貯蔵は数時間しかもちません。 特に子どもの場合、貯蔵は少ないためすぐに使い果たされます。 糖が足りなくなると、体は栄養源として脂肪を分解します。 その結果、ケトン体という代謝物が出てきます。 ケトン体は酸性なので、血液は酸性に傾き、吐き気、腹痛などの症状がでてきます。 この状態をアセトン血性嘔吐症といいます。 また、血糖値もさがってしまうので、吐き気や眠気、ぐったり、意識混濁、といった低血糖の症状もでてきます。 血糖値は、正常では80~100くらいですが、子どもによっては、簡単に40以下にまでさがってしまうことがあります。 低血糖は、脳にダメージをあたえてしまうこともあり、早急な治療が必要となります。

次の

アセトン血性嘔吐症(周期性嘔吐症)

アセトン 血性 嘔吐 症

どんな病気か・原因は何か 周期性嘔吐症とは仮の診断名であり、最終診断名ではありません。 最終診断が確定すると、周期性嘔吐症から新たな診断名がつき、治療も対症療法から根治的治療に移る可能性が高くなります。 周期性嘔吐症は嘔吐によって二次的に 飢餓 きが 状態になるため、ケトン体が生成されて血中や尿中でケトン体が陽性になることから、アセトン 血性嘔吐症 けつせいおうとしょう や じかちゅうどくしょう と呼ばれることもあります。 また最近では、と類似した疾患であると考えられるようになってきています。 発症の平均は5. 3歳ですが、新生児や成人での発症もみられます。 5~10歳の小児の約2%に発症するという報告もあります。 症状の現れ方 元気だった子どもが急にぐったりして、 倦怠感 けんたいかん 、顔面 蒼白 そうはく 、腹痛、食欲不振、反復性の嘔吐発作を起こします。 嘔吐発作は1日に数回~数十回に及び、1~1. 5日続きます。 2~4週間ごとの一定の周期で、夜または朝に多くみられます。 また、発熱、下痢、頭痛、なども合併することがあります。 発作の引き金として、感染( まんせいふくびくうえん など)、心理的ストレス(試験、発表会、遠足など)、食べ物(チョコレート、チーズなど)、月経があげられます。 検査と診断 先にあげた症状がみられた場合、前記の疾患と区別するため、各疾患に特異的な徴候と検査所見を根拠に診断します。 ほぼ共通して、尿検査でケトン体が陽性となります。 治療の方法 治療は、安静と輸液で全身状態を安定させ、対症療法を行いつつ確定診断のための検査を進め、診断が確定したら可能な限り根治療法を行います。 吐物が 胆汁様 たんじゅうよう (緑色)である、意識障害があるなどの重症例では、ただちに入院して治療を受けることが必要です。 合併症としては、水分摂取が不十分となり脱水になることがあげられます。 予後は確定診断された疾患に左右されますが、いずれの場合も生命予後は良好です。 病気に気づいたらどうする しばらく安静を保っても症状が改善しない場合は、小児科を受診してください。 もし、かかりつけ医の指示があるなら、それに従ってください。 春名 英典 出典 法研「六訂版 家庭医学大全科」 六訂版 家庭医学大全科について の解説 …〈2~10歳くらいの小児にみられ,多くは起床時,ときに日中,急に元気がなくなり,ぐったりとし,嘔吐をはじめ,血液中ケトン体の上昇,アセトン尿をともなう疾患〉と説明され,同一小児にくり返して起こりやすい。 この状態は,医学的にはアセトン血性嘔吐症acetonemic vomitingあるいは周期性嘔吐症cyclic vomitingと呼ばれているもので,〈自家中毒〉という言葉がまったく無関係な食中毒を連想させる響きをもつことから,現在では,この状態を表現するには,自家中毒という病名よりも上記の診断名を用いるのが適切であると考えられている。 このような症状は脳炎,髄膜炎,尿毒症,肝炎,急性虫垂炎,腹膜炎,腸重積症,脳腫瘍,糖尿病性昏睡でもみられるので,これらを確実に鑑別することがたいせつで,原因の明らかでない場合のみ,本症 アセトン血性嘔吐症 と診断をつける。 出典| 株式会社平凡社 世界大百科事典 第2版について.

次の

アセトン血性嘔吐症の正体

アセトン 血性 嘔吐 症

fc2web. htm アセトン血性嘔吐症というのは2~10歳くらいの小児に多い病気で,過労、精神的緊張、感染などが誘因となって頻回に嘔吐したり腹痛をきたしたりします.別名を「自家中毒」「周期性嘔吐症」と言います. 尿中ケトン体が陽性になることが大きな特徴です.低血糖はあったりなかったりしますが,低血糖をきたした場合は「ケトン性低血糖症」と呼ばれたりします. そしてこれらの病気ではケトアシドーシスをきたしたり,ブドウ糖の補給が治療であったりします.そのためこどもに糖質制限を勧める事を懸念する理由の一つになっていると思います. しかし肝腎の原因については不明とされているのが現状です. そこで糖質制限の観点を持って,このアセトン血性嘔吐症の原因について考えてみたいと思います. 一つ大事なこととして,アセトン血性嘔吐症はスリムな痩せ形の体格の子供(筋肉質でない、華奢な体格の男子)に多いと言われています.逆に体が大きくなっていく10歳以降に自然に治癒していく事が多いです. またこの病気の誘因となる過労、精神的緊張、感染を一言でまとめれば「ストレス」です. 身体はストレスを受けるとコルチゾールやアドレナリンなどのストレスホルモンの働きによって血糖値が上昇します.その後追加のインスリン分泌が刺激されることになります. そしてもう一つ1歳まではこの病気はまず起こらない(同様の症状が起こったとしたら他の疾患の可能性が高い)ということも特徴的です. 1歳までと言えば,ミルクで栄養を受けている時代です.1歳以降は離乳食になりますが,以前ブログ読者のチュチュさんより「日本の離乳食は炭水化物が多い」という事を教えて頂きました. さらに,2014年1月12日(日)第17回日本病態栄養学会年次学術集会では宗田マタニティクリニックの宗田哲男先生が「胎児~新生児期はケトン体を重要なエネルギー源としている」という事を見事な実証で報告して下さいました. 以上の事実から私が考える「アセトン血性嘔吐症」の正体は次のようになります. 離乳食前までは基本的には糖質代謝はあまり利用していない子が,2歳頃になると炭水化物主体の離乳食にさらされます. その結果,その子の代謝はケトン体代謝から糖質代謝主体への急な代謝の切り替えを余儀無くされます. 糖質代謝に切り替わったばかりの頃は,血糖変動が大きいとその影響をおおいに受けることになります. ストレスのような血糖上昇イベントが起こるとインスリンが分泌されます. しかし小児の肝臓の働きは未熟であり,成人ほど肝臓での糖新生の働きが強くないので,インスリンが効き過ぎて低血糖に近い状態になります. 筋肉が少なくて華奢な子は普段より蛋白質を摂っていない可能性があり,まず糖新生の材料である糖原性アミノ酸が足りません. それに筋肉があれば運動により分枝鎖アミノ酸が骨格筋で異化され,生成されるグルタミン酸から、アラニンが生成され、肝臓での糖新生を促進させると考えられていますが,筋肉の少ない子はそれができません. 言ってみれば「 糖新生能力の低い子がケトン代謝から糖質代謝に適応しきれずに、血糖変動イベントによって身体が悪影響を受けた状態」,これが「アセトン血性嘔吐症」ではないかと私は考えます. アセトン血性嘔吐症でケトアシドーシスになるのも、酸性であるケトン体がインスリンの作用で代償しきれていない、すなわち代謝がうまく切り替わっていない事を示唆しています。 また,成長して筋肉が発達して糖新生能力が増せば,血糖変動に適応できるようになる.だから10歳以降は起こらないのだと思います. そして低血糖になりかけているのが「アセトン血性嘔吐症」,実際に低血糖まで行ってしまったのが「ケトン性低血糖症」だと考えます.言ってみればケトン性低血糖症はアセトン血性嘔吐症の重症型です. ケトン性低血糖症の好発年齢は1~5歳とアセトン血性嘔吐症より若めです.これもアセトン血性嘔吐症の重症型だと捉えれば,「そんなに重症のアセトン血性嘔吐症は成長していくにつれ早めに起こらなくなっていく」と考えれば説明がつきます. さて,そうなるとこの病気を作り出す諸悪の根源は何でしょうか. それは離乳食文化であり,炭水化物主体の食生活ではないでしょうか. もともと赤ちゃんは生まれた段階ではケトン体をしっかり利用しているのです. その代謝を無理やり糖質代謝へ切り替えるように仕向け,それに適応できないがためにストレスを契機に嘔吐を繰り返す. ならばブドウ糖を補給することはあくまで対症療法であり, 根本治療は炭水化物主体の食生活を見直すことだと私は思います. たがしゅう 「アセトン血性嘔吐症」私も興味を持っていたので、 取り上げて頂いて嬉しいです! 糖質を多く摂ることによって、身体にどんな影響が出て来て、どんな病気にかかる可能性が増えるのか…。 まだまだ調べないとわからないことが沢山あるのでしょうね。 そして、それはきっと将来どんどん解明されていくのでしょう。 思い描くだけでワクワクします! 糖質の害の及ばない適度な摂取量の食習慣が、世の中に広く定着して行く未来を、早く見てみたいです。 病気になってしまった人は快癒し、 新たに病気になってしまう人は減り、 本来人体がもともと持っている力を糖質に損なわれることなく健康に生きられる、 糖質制限が常識になった未来。 胸が希望でいっぱいになります。 牽引して下さる方がいて、一般の私達も次々学び続けることができています。 ブログで知識を発信して下さるたがしゅうさんに、心から感謝申し上げます。 いえ親近感。 ストレスの後にやってくる腹痛(これがメインです)、それに引き続く嘔吐(実はない子もいます)、そして、点滴をしてアタPなんか入れて眠らせるとなぜか落ち着きます。 尿ケトンは出ない子も多いんです。 症状とケトン陽性は関係あるようなないような。 違和感は、あくまで尿ケトン陰性になるまでこだわる小児科医に対して。 親近感は自分が持っている片頭痛とそっくりなので。 で、このごろ周期性嘔吐症が腹部片頭痛の仲間に分類されつつあって、我が意をえたりになっています。 ちなみにアセトン血性嘔吐症という病名は海外にはないと以前聞きました。 ここからはちょっと頭が働かないのですが、腹痛嘔吐が先にあって、その結果として短期絶食となり、そこから代謝の変化が起こってくるのではないか。 じゃあなんで腹が痛くなるのか。 疲れたら頭が痛くなるのとおんなじじゃないか。 実は吐きまくっている大きい子に聞くと頭痛いと言うことが多いです。 頭痛・腹痛のメカニズムは、、、??? 糖質をとっていると本当に予防になるんでしょうかね。 低血糖の治療にはなると思いますが。 2014-03-05 13:06 にこ URL 承認待ちコメント にこ さん コメント頂き有難うございます。 実際の現象から推測しているだけなので、エビデンスも根拠もありませんが。 低血糖の治療にはなると思いますが。 あくまで対症療法ですね。 根本的な原因に対処しないと同じ事を繰り返す可能性が高いと思います。 2014-03-05 21:07 たがしゅう URL Re: >意図を伝えたいなら「〜という言葉を使う方がいいと私は思います」 などの表現の方がよいと思います。 たがしゅうさんの言われるとおり、読み直してみると、きつい言い方をしてしまいました。 私が、福祉事務所に勤務しており、また、障害者のボランティアをしているので、言葉に対して、過敏なのかも知れません。 たとえば、「障害者」の害という言葉も、害をなすという意味があるので、「がい」という風にひらがな、または「碍」 を使うべきだとの意見があります。 私は、言葉狩りをするつもりはないのですが、福祉事務所では、「歯車が狂う」という言い方はしません。 『歯車が合わない、あるいは、ずれている』という言い方をします。 皆さん、それぞれ育ってきた地域性などで、感じるところが違うと思います。 今回のコメントのポイントは、スマイルさんの言われるとおり、幼少期から、間違った情報が刷り込まれるということです。 学校などの現場で働いている栄養士さんは、文科省などの「糖質タップリの栄養摂取方針」の中で、戸惑われている方も多いと思います。 こどもの落ち着きのなさ。 肥満の増加。 視力の低下に、糖質の過剰・頻回摂取が影響しているのではと思います。 2014-03-06 00:04 URL No title お久しぶりです。 私はアセトン血性嘔吐症に以前から興味がありいつか質問したいと思っていましたので、今回取り上げていただいてうれしいです。 また離乳食の話も取り上げてくださってありがとうございます。 最近はよちよち歩きの赤ちゃんがスティックパンを食べているのを見るにつけ、大丈夫かなと気になってしかたないです。 ぐずった子供の間をもたせるために、母親は手軽に食べられるパン、おにぎりを持ち歩くことが多いです。 「さっき食べさせたのに、もうお腹空いたって言うんだよ」と苦笑する母親の言葉をよく耳にします。 血糖値の変動を考えるとお腹が空いて当然なのですが。 本題ですが、以前友人に、子供をふくめた糖質制限をすすめたところ「この子は炭水化物を食べないと吐くからだめなんだ」とのことでした。 チーズが好きなお子さんだったのですが、嘔吐症のことを考えて、普段からあまり食べさせないようしている、また小児科からもそのように指導されているようでした。 根本治療は糖質制限なのでしょうが、上手に脂質を使えない子供に、どうやったら安全に、嘔吐発作を起こさせずに体質を変えることができるのでしょうか? 何度も発作を起こして苦しんでいるお子さんの話を聞くと気の毒です。 2014-03-07 17:44 チュチュ URL Re: No title うちの長男が3歳から7歳くらいまでは、食後、特に夕飯後に、しばらくして吐き気がするといって、よく枕元に洗面器をおいて寝かせていました。 吐き出してもほとんど、唾液くらいでした。 そして、私自身も緩めの糖質制限実践者ですので、子供が食べている菓子パン、パスタ、うどんなどをできるだけ減らして、肉や魚を多く食べさせるようにしました。 炭水化物も白米のみにしました。 しばらくすると、吐き気がするとは言わないことに気がつきました。 この記事を読んで、実はそうだったのかもしれないと思いました。 離乳食も徐々に変わりつつありますが、これまでの常識を覆すには時間がかかりそうですね。 これからも勉強させていただきます。 2019-08-26 17:58 URL Re: No title.

次の